病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
 
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身体を温めることとHbA1c

第25回日本自律神経免疫治療研究会(2013/5/19)の安保徹先生の特別講演では、体温と糖尿病の関係についてもお話がありました。その時、岡山大大学院保健学研究科教授の上者(じょうじゃ)郁夫先生のご研究について、ご紹介されました。それは2型糖尿病の方が岩盤浴を取り入れたことによってHbA1c(ヘモグロビン エー ワン シー)が下がった、という研究です。糖尿病には1型、2型がありますが、2型とは分泌されるインスリンの量がご本人の身体にとって十分ではない、或いはインスリンが十分作用しないタイプの糖尿病のことです。
私は初めてその研究のことを知ったので、早速、上者先生の研究を探してみました。
こちらに学会発表ビデオが出ていました。
http://www.japan-bedrock.com/index.php?presentation

ここで私が注目したいなぁと思ったのは、体を温めることと、HbA1c低下との関係です。HbA1cとは糖と結びついたヘモグロビンのことであり、過去1、2カ月の血糖の状態を表す指標として知られています。
HbA1cは酸素と強く結合し、その酸素を細胞で利用し難い状態が起こってしまうことから、細胞で酸素が必要とされる行程(例えばミトコンドリア系のエネルギー生成)にとってHbA1cを減らすことは、とっても意味があるのでは?
身体を温めるということは、いろいろな方向から、身体にとって良い働きをもたらすのだなと思いました。

あなたの身体の細胞も、これから力を作り出し
十分に力を発揮することができるように、身体を温めていきましょう!
2013/5/22  長原恵子