病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
 
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ヒートショックプロテインによる細胞修復

注意:読者の皆さんへ
こちらのページは私個人の手術の経験から、術後、日が浅い時点での岩盤浴について書いています。人それぞれ病状や体調、治療内容によって、岩盤浴がもたらす効果は随分異なると思います。術後、岩盤浴を始める時は、身体に過度な負担が生じて悪影響が生じないよう、スタート時期や岩盤浴の時間を、主治医に相談されることをお勧めします。

*****

岩盤浴で身体を温めたことにより、術後、借り物のようでバラバラな感じだった身体に統一感が生まれた理由として、術後のエネルギー伝達、生成による変化について考えてきましたが、他にも加温が何か細胞レベルで強い正の働きかけをしているのではないかと思いました。いろいろ探していくうちに「ヒートショックプロテイン」にたどり着きました。

ヒートショックプロテインについては愛知医大の伊藤要子先生の本『加温生活「ヒートショックプロテイン」があなたを健康にする』がとてもわかりやすいので、ここでその一部を抜粋しながら進めたいと思います。
ヒートショックプロテイン(HSP)とは次のような特徴があるそうです。
質問形式で整理してみました。答えは伊藤要子先生のご本の中の該当ページからまとめてあります。

1) どうすればHSPは増える?
HSPは体温が自分の最適な温度から数度上昇したとき(熱ストレスを受けたとき)、細胞に増加する。

2) ストレスとHSPの関係は?
ストレスによりタンパクが傷つくと、病気になる。
傷ついたタンパクはHSPによって治される。
HSPは身体を温めることにより増加する。

3) HSPはどんなストレスによる傷害でもはたらく?
HSPはストレスの種類を問わずに、どんなタンパクでも修復する。

4) 手に負えないほど具合の悪い細胞(タンパク)は?
HSPは修復しきれないほどの傷害のあるタンパクは、修復しないで分解してしまう。

5) HSPの上昇のピークは?
加温2日後をピークに増加し、4日後くらいまで増加し、7日後には元に戻る。  


回答に利用した参考文献:
伊藤要子(2010)『加温生活「ヒートショックプロテイン」があなたを健康にする』マガジンハウス,
1) p.36, 2) p.40, 3) pp.64-65, 4) p.41 5) p.96

伊藤要子先生の理論を基に、自分の変化を考えてみました。
次のようなことが言えるのではないかと思いました。

「 術前、卵巣、子宮、大網の切除に伴い、断段面や癒着の剥離部分の細胞(タンパク)には影響が生じた。
しかし岩盤浴によって体表面だけでなく深部体温が上昇することにより、腹腔内深部の細胞に対して、ヒートショックプロテインによる修復のはたらきかけが始まった。」

岩盤浴を行った当日、その最中に得られた身体の統一感はHSPの上昇ピークを迎える時期とは異なります。HSPによって統一考えられたと考えるのはいささか、尚早すぎるかと思います。しかしながら毎週岩盤浴に通うようになり、その2, 3日後にかけて調子が上向きになり、それが緩やかに落ちる感じが得られていました。落ちる感じは決して元の状態に戻っていくというのではなくて、10だった調子のよさが100まで上昇した後、30くらいに落ちて、翌週は30から上昇して120くらいまで上昇し、40くらいに落ちるといった上向きの落下でした。ですからHSPによる細胞レベルの修復が起こっていたのだろうと思います。

手術はどんな名医が行ってくださったものであったとしても、当然、身体的には負荷が発生するものです。
そうした負荷による細胞のダメージをHSPが食い止め、細胞が改善する方向へと進める力が生まれたのではないかと思いました。

細胞を構成するタンパクレベルでの修復がなされただけでなく、体温上昇により、血管は拡張し、発汗が促され、代謝が亢進したことは細胞レベルでの活性化に大きくつながったのだろうと思います。

身体を温めて、ヒートショックプロテインが生まれ、
細胞の修復が促されるとは、何と頼もしい身体の変化でしょう!
長原恵子