病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
 
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都心の中の境界点 等々力渓谷

2014年4月中旬、東京都の等々力(とどろき)渓谷に行ってきました。
「渓谷」というと「都心からうんと離れた、山深い場所?」という印象をもたれると思います。でもここは何と、東急大井町線等々力駅から数分の場所です。あんまり近いものですから、本当にびっくりです。駅を背にして南に向かい、成城石井方向へ歩いて、すぐに右折すると、等々力渓谷入口が見えてきます。
「渓谷」という名前の通り、確かにそこは谷沢川を谷底として、左右に木々や草花が広がっています。渓谷入口の看板から、竹林を見ながらしっかりと整備された階段を下りると、川の水量はさほど多くはなかったのですけど、「ここが東京都心なのかな?」と思うほどの静けさ。
歩き進めると、ところどころ湧水によって地面が濡れていました。
緑の草々の間に薄紫色の「シャガ」が羽を広げた鳥のように、美しく点在しています。

頭上に交通量の多い環状八号線(環八)を抜けると 川を渡って反対側の岸辺に、東京都指定史跡の等々力渓谷3号横穴がありました。
設置されていた解説看板によると、等々力渓谷周辺では古墳時代末から奈良時代にかけて横穴群が造られるようになったそうなのですが、3号横穴は有力な農民のお墓なのだそうです。玄室(遺体がおさめられるスペース)には3体の人骨と1対の耳環、土器があったのだそうです。
入口はアクリル板のようなもので塞がれていますが、一部くりぬかれているところがあり、そこから中を見ることができます。また人が近づくとセンサーで感知するのか、一定時間、玄室内に照明がつくようになっていました。
こぶし大の大きさの石が、きれいに敷き詰められた玄室を見ていたら、これだけたくさんの同じような大きさの石を探してきて、揃え、隙間ないように並べた人々の思いが、石を通して伝わってくるようでした。
奥の壁の方は一部だけ、火が焚かれたかのように、黒くすすけています。

谷沢川を南下すると、不動の滝があります。
小さな滝ですが、新緑と滝の組み合わせは、実に清々しいものです。野生の藤も見ることができて、何だか嬉しくなりました。

また渓谷途中に谷沢川の岸の斜面を利用した日本庭園がありました。
みかんの木には新芽がたくさん出ていて、生命感にあふれています。
上の方には芝生の広場もあって休憩するにもちょうど良い場所。
お子さんが歩けるのだけど、足元が少し不自由で、岩がごろごろするような渓谷は難しいなあ…という場合、等々力渓谷ならきっと楽しめると思います。湧水地が何か所もあるので、晴れているのに足元に、じわじわ水が
にじみ出ているところもあります。そこはゆっくり、注意して歩けば大丈夫と思います。

現代の時間から1300年くらい前にタイムスリップしたり、車が走る都会の街並みから、緑深い自然の場所に瞬間移動できる場所、等々力渓谷。
何だか異質な世界との境界点のような気がいたしました。
東京でのお勧めのスポットです!
帰り際、駅の反対側をうろうろ歩いていたら、東京駅南口行きのバスが出ていました!東急大井町線はちょっと乗り換えが不便だなあという方、玉川総合支所前のバス停から東急バスを利用できます。
等々力駅前から東京駅まで、安価でドライブ。
世田谷区、目黒区、港区、千代田区横断の車窓観光も楽しいですよ。

Lana-Peace 等々力渓谷
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東京でどこか良い所ないかなあと探していらっしゃる方
等々力渓谷でぜひ緑と水、今と昔を味わってみてはいかがですか!
2014/4/27  長原恵子