病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
 
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波動療法

2013年7月より、東京都渋谷区幡ヶ谷の永野医院で波動療法を受けることにしました。(こちらにも少し書きました)
初めてで、どきどきです。まずは私の波動の測定から始まります。
これは診察室に置かれている手のひら大の金属の板の上に手を乗せるだけで良いのです。事前に薬を飲んだり注射で造影剤を投与するわけでもありません。測定中痛くないのですが、つながれているパソコンのソフトでいろいろと設定を変えながら、先生は金属の棒に金属を触れさせ、出る音からいろいろな情報をつかまれているようなのです。
病名に合わせた大きな項目1つと、それに関連する5項目の波動がチェックされました。
それから性格の表層的な特徴と、深層部分についても調べてくださいました。波動のチェックによって、今の私の身体に補充が必要とされるエネルギーがわかるそうなので、それに基づき、波動水がつくられることになりました。波動水とは「波動測定によって得られた修正コードや改善コード、自律神経、免疫、ストレスなどを修正して自然治癒力を高めるコードを転写させたエネルギー入りの水」※ のことです。
※(永野剛造「エネルギーを安定させて治癒へ導く」(安保徹・永野剛造・福田稔(2012)『非常識の医学が病を治す』実業之日本社, p.74)

お水の入ったボトルは金属の板に乗せられて、波動が補充されました。
2リットルボトル1本と500mlボトルの波動水をいただくことになりました。
その場でほんの少し飲んでみましたが、無味無臭。抵抗なく飲めます。
波動水は飲むと直ちに転写されたエネルギーが、体内で拡散されるそうです。確かに飲んだ後の測定値では波動のレベルが改善されていました。
不思議ですね。これを1日5、6回飲むようにということです。
これなら私にも続けられそうです。
同じようにエネルギーが転写されたクリームもいただいて、朝晩塗ることになりました。波動療法が終わってから、同じ日、診察室横にある磁気ベッドにも20分ほど寝て帰りました。全身の血流を改善するためです。
永野先生のお話ではパトカーや警察官をせっかくたくさん増やしても、ガソリンが足りなければ大きな道しかパトロールできない。身体の隅々まで、パトロールするためにはガソリンがもっと必要。だから波動療法とはそのガソリンを補充することに相当するようです。
波動水やクリームのおかげなのか、磁気ベッドの相乗効果もあるのか、私にはわかりませんが、翌朝目覚めたとき、それまでここしばらく朝、感じていた全身の大きな関節が外れるようなだるさが、なぜだかなくなっていました。不思議ですね。
このページのテーマは身体を温めて元気になる、ことでしたが波動療法によって身体の活性化を図っていくことは、身体が温まることへもつながりますよね。

そういえば波動療法の帰り道、京都にある貴船神社のことを思い出していました。
私は2006年よりおばちゃん学生になって、通信教育の大学で歴史を勉強していたのですが、無事2010年3月に卒業できることになり、卒業式のために京都に行ったときのことです。もうしばらく京都に来ることもないだろうなぁと思って、何か思い出になることをしようと思い、鞍馬山と貴船神社に行ったのです。
貴船神社の入口には御神木として大きな桂の木がありました。今から3年以上前のことなので、今その御神木がどのような状態であるかわからないのですが、当時とても見事な枝ぶりでした。

貴船神社の御神木の桂
樹齢400年の御神木から出た若葉

御神木のそばにあった看板には次のように記されていました。
(写真では字が明瞭ではないので、転記しておきます)

ちょうど貴船は古くは「気生嶺」「気生根」とも書かれていた。大地のエネルギー「気」が生ずる山、「気」の生ずる根源という意味。神道では体内の気が衰えることを「気枯(けが)れ」といい、古来、寺社に参拝する者皆御神気に触れ、気力の充実することから、運気発祥(開運)の信仰が篤い。
この桂は樹齢400年、樹高30メートル。根元からいくつもの枝が天に向かって伸び、上の方で八方に広がる。これは御神気が龍の如く大地から勢いよく立ち昇っている姿に似て、当社の御神徳と象徴し、まさに御神木と仰がれる由縁である。上流の結社、さらに奥の奥宮の境内にもこれより大きな桂がある。
               (貴船神社 御神木 看板より)

400年も前の木であるにもかかわらず、こんなにびっしりと細い枝が天に向かって成長していくとは驚きです。木の幹の途中には若葉も見えました。素晴らしい生命力だなあと思いました。
現在は「けがれ」という言葉はあまり良い意味では用いられません。例えば、葬儀に参列するとお浄めの塩が帰り際に渡されたり、葬儀会場の中にお浄め所が設けられたりしていますが、これも死を「穢れ(けがれ)」と捉える考え方によるものです。でも本来の「けがれ」は「気枯れ」です。死とは「気が枯れてしまって、それが改善することが不可能な状態であること」を意味していたのだろうと思います。決してきたならしい物ではないのです。また死別の悲しみはあまりに深いため、遺された家族や友人らがすっかり生きる活力を失ってしまうような状態になる様子、これはまさに「気枯れ」の状態なのだと思います。
ですからお浄めの塩は、邪悪なものを取り払うためのものではなくて、葬儀に参列して、悲しみに消沈し、枯れてしまった人の「気」を奮い立たせる役割を持つものだと考えることもできると思います。(塩は体温を上げる働きもありますしね。)
そうしたことを考えますと、波動療法とは日本に古来からあった「気」という考え方を、現代の医療の形に取り入れたものだと考えることができると思います。
これから波動療法によって、自分の身体がどんな風に変わっていくのか、楽しみです。

とても疲れて、「気」が枯れかかっている方は、
ぜひ自然の中の強い生命力に会いにいってください。
2013/7/16  長原恵子