一体、何の話かな?と思われることでしょう。
さてここでの比喩に用いられているのは、次の事柄です。
パトカー……白血球のバランス
ガソリン……心身のエネルギー
無線…………サイトカイン(たとえばインターロイキン-12とか)
白血球のバランス、心身のエネルギー、サイトカインの値が変化した、上がった、下がったから一喜一憂するのではなく、全体のバランスを見ていけば、良いからねとのことでした。
確かに採血のデータをもらうと、その数値にどうもこだわってしまう自分がいますが、総合的に見てどうなのかということを考えなくてはいけないこと、改めて感じた次第です。
さて心身のエネルギー(気)ですが、その調整方法として頭部刺絡療法があるように、「つむじ」から入った宇宙のエネルギーは身体の中を通り、外へ出て行く場所が、爪の生え際の左右の端を2mmほど下がったところに相当するそうです。ここは井穴(せいけつ)と呼ばれるツボで、ここを親指と人差し指でつまみ、力を入れ、緩めて刺激を与えることが「爪もみ」と呼ばれています。これにより身体が温まる、自律神経のバランスが良くなると言われていますが、身体を温めて免疫を高めようと希望されている方は、既に福田稔先生や安保徹先生の本でご存知かと思います。
この爪もみの刺激、「それが有効に身体に働くとは、どういう仕組みなのだろう?」と不思議だったのですが、本日永野先生に伺ったところ「爪もみによって<心身エネルギーの通り道の出口>にある詰まりを取り除く効果が期待できる」と考えていらっしゃるとのことでした。身体の中に元気なエネルギーを巡らせるには、入ってくる宇宙からのエネルギーが滞りなく、スムーズに身体の外に出ていけるようにしなくてはいけないとのこと。ですからそのエネルギーの通り道の出口に詰まりがあっては、エネルギーの停滞になってしまいますから、爪もみが一役買ってくれるのだそうです。「なるほど!」と思いました。
その爪もみですが「爪もみで急に温かくなるのか、私はどうも、はっきりした実感がわかない…」とお話しましたところ、永野先生は爪の色の変化を見ると良いことを教えてくださいました。あまり循環が良くない場合は爪の生え際の白い半月のような部分の上側、ここにに薄く帯のようなものが見えるそうです。
(私にはその帯がなかったので説明し難いのですが)その場合、爪もみをしても赤味を帯びる部分は少しだけとのこと。
逆に循環が良い場合は、爪もみによって力を入れたり抜いたりした時の爪の色の変化(すなわち爪下の毛細血管の変化)が、はっきりと赤・白とわかり、その範囲も広いのだそうです。そう言われて見てみると、確かに色が変わっている…。今までそのような変化を気にとめず、ただ爪もみしていましたが、自分の視覚で確認しながら自分の身体の変化を知っていくことは、励みになるなあと思いました。 |