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自分で作ろう! 元気な生活 |
大地の恵みを力に変える |
私は術後、野菜の力には随分お世話になってきました。術前から野菜はわりと食べるようにしていたのですけれど、今では術前の1.5〜2倍くらい食べるようになったかなあと思います。
野菜を食べる量が少ない日の翌朝は、なんだかどうも身体の細胞がすっきりしない感じがします。野菜は目に見えてめきめき力を発揮するものではないけれど、なければその存在感が増してくる…そんな気がいたします。さて先日、野菜をおいしくいただけるお店に行ってきました。
東京都杉並区のオーガニック・ベジタリアンレストラン Lotus & flower's One(ロータス フラワーズ ワン)です。
ここは最寄りの駅は丸ノ内線の東高円寺駅です。1番出口を出て青梅街道沿いに新宿方面に向かって歩くと3分程度、高円寺南1丁目バス停の前のビルの2階にあります。私は家からのんびりウオーキングで30分のところだったので、秋の夜風に吹かれながら歩いて行ってみました。
途中お祭りの御神輿が地域ごとに出ていて、活気づいた街並みを通り過ぎると、お店の看板が見えてきました。
単品料理もありますが、お得な組み合わせのフラワーコースをいただくことにしました。
ただ私はニンニクの味と香りが苦手なものですから、お店の方に抜いてほしいと伝えたところ、ニンニクの入っていないメニューを教えてくださり、それらを組み合わせて頼むことにいたしました。
写真は下にまとめて出しますね。
★旬菜のポタージュ
完熟トマトのポタージュスープですが、とてもまろやかで美味。
★有機野菜の盛り合わせ
本当はエシャロットのラグーがつくそうですが、これはニンニクが少し使われているということで、ゆずドレッシングに変えてくださいました。
そのゆずドレッシングがまたおいしくて、パンにたっぷりつけていただくと、パンがいつのまにか、ゆずのしっとりシフォンケーキに変身です。生野菜はどれも元気な感じが満点です。葉っぱの先々まで「私たち、新鮮でしょ!」と主張する感じでした。
★前菜 かぼちゃのクロスタ
蒸したかぼちゃのペーストの中に、何やら赤い物体があると思ったら、それはじっくりグリルした赤ピーマンなのだそうです。パイ生地はもちろん自家製。他のテーブルでも人気で、途中から「もう今日の分はおしまいなんです」と申し訳なさそうに断る声が聞こえてきました。
しっとり甘い内側とサクッパリッとした生地がとても相性良い感じ。
★前菜 フルーツトマトと自家製リコッタチーズのカプレーゼ
一緒に行った妹はこちらの前菜を頼みましたので、分けて食べました。
これは糖度8以上のフルーツトマトをつかっているそうなのですが、こんなに甘いトマトをいただいたのは初めて。びっくり! おいしいかったです。いったいどう育てたら、こういうトマトになるのでしょう? そして手前に薄く引いてあるのは蜂蜜。「蜂蜜ってこんなにさわやかでフルーティだったのか…」と今迄持っていたイメージがすっかり覆される味でした。
★季節のパスタ
サーモン風クリームパスタ
通常のパスタのハーフサイズだそうですが、コースの中ではちょうど良い感じ。サーモンのように見える塊は実は大豆で作られたものだそうです。大豆は用途によって違う加工をほどこしているそうです。1つ1つの何気ない素材に、すごく手が込んでいるなあと思います。
★メインディッシュ
ソイミートのポワレ・マルサラ酒蒸し 赤ワインとベリーのソース
こちらは大豆のハムを厚切りにして叩いて、ドライハーブとソテーして、マルサラ酒でフランぺされたものとのこと。赤ワインとベリーのソースが大豆ハムとの良くあっています。大豆ハムの周りも香ばしい感じに仕上がっていました。
★自家製天然酵母パン
ソフトで癖がなく、お料理との相性OK。知らない間にパクパクどんどん食べてしまいます。
★イタリア産天然炭酸水 サンペレグリーノ(別オーダー)
私はアルコールをいただけないので(宗教ではなくて、単に自分の身体がアルコールに向いていないだけなのですが)、ちょっとかわったお水を頼んでみました。採水地はイタリア サンペレグリノテルメで、天然炭酸を含むミネラルウォーターなのだとか。生レモンが添えられていたのでそれをぎゅーっとつぶしていれると、爽やかなプチプチ感が口いっぱいに!
そんなに強い炭酸ではないのですが、あとで普通のお水をいただくと、やっぱり全然違うことに気付きました。
★マキアート(別オーダー)
ほろ苦さが、デザートとちょうど良いです。
★いちじくのヴィーガンタルト(別オーダー)
粉っぽい感じがしましたが、私はむしろそういう感じが好きなのでおいしくいただきました。もっちりしたタルトです。ついつい、いくらでも食べてしまいそうです。
★大人のカラメルプリン(別オーダー)
甘すぎず、柔らかすぎず、さっぱりしたおいしいプリン。
野菜は日の光と土地の栄養と雨の水、川の水、(水道の水)そして農家の人が労力と手間と時間を惜しみなく注いだ結果、生まれてくる大地の恵み。それを大事に料理されて出てきたわけです。
そうしたいろんな人の誇りを背負った野菜たちが、真摯なシェフによって料理され、食卓に上ってきたような気がいたしました。
それを身体の中に取り込むわけですから、いろんな人の誇りと思いが詰まった元気をいただけるわけです。
お店の中は4人掛けテーブルが3つ、6人掛けテーブルが1つです。
当日午後7時にいきましたが、すぐに満席になっていましたので、予約していかれた方が良いと思います。
格式ばったお店ではありませんが、お店の方は礼儀正しいし、とても一生懸命な感じが伝わってきます。ネットの口コミで、結構混んでいるということだったので、当日急いで電話予約していったのですが、時間通りに到着してドアを開けると、ドアのすぐ向こうにある厨房から「お待ちしてました!」と元気な声で迎えてくださいましたので、びっくり。
流行を追うのではなくて、真面目に料理に取り組んでいるお店は、長く続いてほしいですね。
オーナーシェフの人柄が表れたお店です。
Lotus & flower's One(ロータス フラワーズ ワン)
東京都杉並区和田3−60−11 倉島ビル2F
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青梅街道沿いの看板
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完熟トマトのポタージュスープ.
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自家製天然酵母パン |
有機野菜の盛り合わせ |
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フルーツトマトとチーズの
カプレーゼ
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イタリア産天然炭酸水
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かぼちゃのクロスタ |
かぼちゃのクロスタの内側 |
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サーモン風クリームパスタ |
ソイミートのポワレ |
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いちじくのヴィーガンタルト |
大人のカラメルプリン |
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野菜の個性が活かされたり、大変身したり、そうした野菜の力を
身体に取り込んで、元気になりましょう!
2014/9/15 長原恵子 |
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