野菜と気を大事にする台湾素食 |
2016年七草粥の日、野菜をおいしく健康にたくさん摂ろう!と思って、東京 錦糸町の「りんりん菜館」に行ってきました。こちら住所は東京都墨田区錦糸町4-1-9、JR錦糸町の駅から歩いて数分です。 |
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「陰陽の気」を傷つけるもの、壊してしまうものを「陰のもの」と称して、それらを取り入れないようにするのだそうです。ネギ類、ラッキョウ、ニラ、ニンニク、酒、そしてたばこが「陰のもの」にあたると考えます。また、これらの食材は、それぞれ、身体のある特定の部位に対して良い働きをもたらさない、と考えるために、使わないのだそうです。
したがって、りんりん菜館のお料理は長ネギ、玉ネギ、ワケギ、ラッキョウ、ニラ、ニンニク、お酒、みりんも一切使いません。油もスープも植物性です。(一部乳製品は使っているそうなので、完全なビーガンメニューをご希望の方は、先に確認した方が良いですね。)そして全席禁煙!!
そしてお店で使っている水は中空糸膜のフィルターを通常1個のところを6個使って、99.9%の純度の水を使っているそうです。その結果、料理の味が柔らかく仕上がるのだとか。純水と呼ばれ、店内で出されるお冷もこの純水で、紙コップでセルフサービスとなります。
今回2,000円のコース料理を頼んでみました。写真は二人分です。
コース料理では一部のメニュー(例:酢豚)を除いて、通常の単品メニューにはないものを出しているのだそうです。
いよいよコース料理の登場です。まずは前菜。こちら中華サラダのようなスパイシーな味ですが、お豆腐でできています。ドレッシングがとっても食欲をそそります。 |
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そしてこちらは、こんにゃくと大豆でイカとハムを再現したフライ。実においしいフライです。まさにイカフライ。ハムカツ。
ソースも自家製だそうです。確かに市販品のソースでは、台湾素食のコンセプトにあわない素材も入っていますね。このソースがまた美味です。 |
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野菜炒め。白ネギのように見えるのは、マコモダケです。後味がコーンみたいで、優しいおいしさです。 |
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そしてこちらはチャーハン。卵は木綿豆腐を水切りして、ターメリックで色づけ作ったもの。フワフワ食感もちゃんと再現されています。ご飯は白米と玄米混合。 |
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こちらお魚のあんかけのように見えますが、実は湯葉で作ったお魚。魚の皮の黒いところは、海苔で再現されています。 |
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そして、酢豚。もちろん豚肉は使っていません。繊維の高さを変えて食感を蘇らせたという酢豚。酢豚よりも私はその上にかかっているソースの方が気になってしまいました。何だかフレッシュな生トマトを使っているような?それがとっても爽やかです。 |
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デザートは緑豆ゼンザイ。豆の1つ1つが存在感ありです。 |
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ぐるなびでは席だけ事前予約して、当日メニューを頼みましたが、クーポンを出したら、リンゴをサービスで出してくださいました(期間限定と思いますが)。ミントのように見えるのは、実はこれは三つ葉です。
リンゴも少し塩味が効いて、とてもおいしいリンゴ。 |
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そして、こちらのお店で、コースとは別に、絶品と口コミであったビーフンを頼んでみました。炒米粉(五目ビーフン炒め)です。
野菜だけでこんなに、おいしいジューシーさが出るのかなあ…と思って、このビーフンのお皿に入っていた汁は、おこげご飯にかけて食べるとまた格別です。汁まですっかり完食です。 |
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たくさんいただいたけど、翌日胃もたれはありませんでした。食材選び、調理法って大事だなあと思いました。 |
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大豆、こんにゃく、野菜の可能性はすごい!
調理の知恵と工夫で可能性がどんどん広がり、健康になれますね。
2017/1/18 長原恵子 |