2013年12月上旬、東京 明治神宮に行ってきました。
雲のない快晴で、お散歩日和の1日でしたが、とても多くの人がこられていて、海外の方も半分くらいいらっしゃったでしょうか。
今回は森林浴目的で行きましたので、人通りの多いJR原宿の駅のほうからではなく、副都心線北参道駅から行きました。おしゃべりしながら、きょろきょろしながら歩いても5分くらいでついたでしょうか。
こちらからいくと、玉砂利の続く参道ではなくて、舗装された道が森の中にあるため、小雨の折でも足元が大丈夫ですし、ベビーカーや車椅子、松葉杖などをついて歩かれる方も、森林浴を楽しむアプローチとして良い場所だと思います。明治神宮のすぐそばにはたくさんのビルや首都高速、電車の線路があるにもかかわらず、とても静かな雰囲気を味わえます。
明治神宮は元々が今のような森だったわけではなく、それまでは畑、荒地であった場所を、明治天皇を鎮座されるためにふさわしい場所として、大正4(1915)年から造営工事が行われた場所だそうです。その時、100年後にはこの場所が、人工的に作られた森ではなくて、自然の生きる力で森としてどんどん育っていけますように…ということを大事に考えられて、植樹が行われたとのこと。以前ビデオでそれを見て、いつかその森に行ってみたいなあと思ったのです。
さて大正9(1920)年に献木されたという楠のご神木が御社殿の手前の左側に2本、ありました。下の写真の一番下左、注連縄がはられたものです。
これまで地震や大きな台風があったにもかかわらず、93年もの間、ずっとここに立ち続けて、いろんなものを見てきたのだなあ。今日も、1年後も、その10年後もずっとここにいるのだなあ…。感慨深いものです。
それぞれの宗教、信仰はともあれ、大事に守られてきた場所に行くと、自然の力と共に、そこを守り続けようとしてきた人の力が伝わってくる機会になりますね。
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