湖と山の織り成す春の息吹(神奈川県 津久井湖城山公園) |
2016年3月下旬、東京ではまだ肌寒い日があって、桜が一分、二分咲き程度だったのですが、神奈川県相模原市の津久井湖では桜が満開だと知り、行ってみました。
津久井湖は昭和40(1965)年、城山ダム造成によってに誕生したダム湖で、説明板によると湖の面積2.47平方キロメートルは横浜スタジアムの約190倍で、水の容量5,120万立方メートルは神奈川県庁新庁舎約368杯分に相当するのだそうです。
JR橋本駅から三ヶ木(中野経由)行きバス(橋01系統)に乗って行きました。乗車20分ほどで津久井湖に到着します。 |
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城山ダムの上を国道413号線が通っているのですが、ちょうどダム上あたりを通過する車窓の風景。欄干の向こうは城山ダムから放水された水が相模川として流れていくところ。山の斜面にも満開の桜が見えます。欄干の模様が桜と紅葉の透かし彫りのようで、きれいですね。 |
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さて、バス停は「津久井湖観光センター前」で下車しました。バス停左側の城山の斜面には、見事な桜が枝を広げています。少し傾斜のきつい斜面を昇っていきますが、階段になっているので、普通の運動靴で大丈夫でした。桜の小道と名付けられている通り、大きな桜の迫力はとってもすごい!
冬の間じっと我慢して、ようやく咲いたって感じが伝わってきます。 |
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山の稜線とカーブする桜の枝がとってもきれいです。 |
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湖の色は深い緑青といった感じ。湖の向こう側には、たくさん咲いている菜の花の鮮やかな黄色を見ることができます。 |
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バス停そばの上り坂を過ぎると、平坦な道が整備されているせいか、当日は60代、70代くらいの方々もたくさん訪れていました。桜以外の時期も新緑の時期や紅葉の時期など、いろんな表情を気軽に楽しめますね。 |
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途中の道で、小さな草花や木々を見て、おしゃべりも弾みます。 |
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また、途中には立派なヒノキがありました。解説板によると城山北麓には江戸幕府直轄の城山御林(しろやまおはやし)があったそうで、19世紀後半、代官 江川太郎左衛門英龍(えがわたろうざえもんひでたつ)の時代にヒノキが植林され、今では江川ヒノキという名前で残っているのだとか。
昔はどんな風だったかなあと想像しながら、歩くのも楽しいですね。
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森林浴と湖水を渡る風。両方を満喫しながら元気いっぱい
満開の桜の下を歩くと、気持ちがとってもリフレッシュしますね!
2016/4/2 長原恵子 |