2014年5月初め、千葉県船橋市のアンデルセン公園に行ってきました。
入口からお花がいっぱいで、アンデルセンの童話にちなんで作られた特別コーナーのお花や岡本太郎氏の手掛けられた像も元気に迎えてくれます。
「千葉でアンデルセン?」どういうことなのかなあと思いましたが、童話作家アンデルセンの生誕の地であるデンマークのオーデンセ市と、船橋市が姉妹都市だということで、協力を得てこの公園ができたのだそうです。
公園の中にはアンデルセンの立像があったのですが、これは1886年、彫刻家ハイス・ハッセンリース氏が制作されたアンデルセンの立像(オーデンセ市)から型取りされて、世界で初めて複製が許可され、日本で制作したものだそうです。アンデルセンの銅像が公園を見守るかのように、風車のそばに立っていました。
当日は遠足の幼稚園児や小学生が多数訪れていました。とてもよく整備されている公園なので、小さな子どもでも安心です。
公園は大変広い敷地で、いくつかのエリアに分けられているのですが、全体的にお花がとてもきれいに手入れされていて、お手洗いや休憩所、授乳室なども整えられています。
お花が大好きな人も、緑が大好きな人も、ウサギやモルモットに触ったり、馬に乗ってみたい人も、小さな電車に乗ったり、四人くらい一度に乗れる自転車に乗ってみたい人も、ボートでのんびり過ごしたい人も、アスレチックで身体を動かしたい方も、いろいろな楽しみ方ができる場所。
小さな赤ちゃん連れのベビーカーの方や車椅子、高齢者の方もかなり多くいらっしゃいました。
今の時期は、日差しの照り返しがきついのでご注意を。
静かにのんびり緑の中の散策を楽しみたい方には、藤と菖蒲が咲く、棚田のエリアがお勧めです。田んぼの上方は自然のそのままの地形を活かして散策路が作られているので、森林浴を味わうことができます。
風車があったり、デンマークの古い農家が再現されたり、池のパン屋さんの屋根には草が生えていたり(ちなみにここのいくつかのパンはデンマークから輸入された生地だそうで、さくさくしっとりしていて、おいしかったです)、ちょっとした異国情緒も楽しめます。
思いのほか、広大な敷地なので、全部まわると、いつのまにか、かなりの歩数になっていました。
こいのぼりも風になびいていて、空を仰ぐと快晴。
子どもだけでなく、大人も良い時間が過ごせる場所だと思います。
アクセスはこちらからご確認ください。
近くには千葉県立船橋県民の森があります。
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