病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
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Why?ではなくHow?

このコーナーの最初のエッセイ「従病(しょうびょう)」では、自分が病気に振り回されたり、自分で自分の病気を敵対視するのではなく、病気を自分自身に従えてしまうという考え方について、ご紹介いたしました。
さて、そうした考え方を取り入れた方に共通する点を、永田勝太郎先生は7つ上げていらっしゃいます。その中の1つで、とってもいい言葉だなぁと思うものがありましたので、ここに取り上げたいと思います。

自分の置かれた事態に対して、「なぜ?」(Why?)と問うのではなく、「いかにすべきか?」(How?)を問うような方向へと態度を変容してくる。


引用文献:
永田勝太郎(2002)『実存カウンセリング』駿河台出版社, p.185

お子さんが病気であると、ご両親の心の中はきっとこんな言葉が渦巻いていると思います。
「どうしてこういう病気になってしまったのだろうか…」
「どうしてうちの子が、病気にならなくてはいけないのだろうか
「いったい、何が悪かったんだろうか
どう考えてみても、その問いに納得いくような答えを得ることはできないけれども、無性に腹立たしく、悲しく、どうしようもない気持ちになることがあると思います。

でも「どうして?」「なぜ?」はあなたの心を消耗するばかりです。
あまりに心が消耗すると、きっとお子さんへ向けるあなたの顔から、笑顔が消え去ってしまうでしょう。
「どうして?」「なぜ?」というように、過去にとらわれ過ぎてしまうことは、あなたとあなたのお子さんから、大切な時間を奪われることにつながっていきます。

ですからもし「どうして?」「なぜ?」が心の中に浮かんできたら、
「どんなふうに?」「どうやって?」を引っ張り出してきてください。
過去は取り替えようがありませんが、現在は今この瞬間作られているものですし、未来はこれから作られていくものですから。

あなたのお子さんにとってハッピーなことって何でしょう?
頭に思い浮かんだら今度は「How」の出番です。
ハッピーなことを実現させるために
「どんなふうにしようか?」
「どうやってしようか?」
たくさんアイディアが浮かんだら、そのうちの1ついいですから、何かやってみてください。
それだけであなたのお子さんは、過去に生きていたあの頃よりも、確実にハッピーなことへ向かって少し前進できているのですから。

「自分の置かれた事態に対して態度を変容する」ということは、「自分」にしかできないことです。
言い換えれば「自分だけ」にできることだと思います。

 
あなたと、あなたの大切なお子さんの時間が心を苦しめるようなことばかりに使われませんように。                 
長原恵子