病児・家族支援研究室 Lana-Peace(ラナ・ピース)
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「出来事の意味」では出来事について語られた、神谷美恵子先生の次の言葉をご紹介いたしました。

「意味を賦与するのは現在の自分であり、現在自分の採用している価値体系なのである。」

この文章は、次のように短くまとめることができると思います。
「自分の価値体系は出来事に意味を与える」 ……※1

さて、価値体系というものが、自分にとって、とても重要な役割を担っていることがわかります。でも「価値体系」という言葉が何か仰々しく感じられて、自分の話のようには思えないかもしれませんね。
もうひとつ別に、価値体系という言葉が登場する文章があるので、少し見てみましょう。

生きがいはそれを持つひとの心にひとつの価値体系をつくる性質を持っている。(略)
生きがいはひとがそのなかでのびのびと生きていけるような、そのひと独自の心の世界をつくる。(略)
「安定への欲求」も、経済的、社会的次元を超えて、何よりもまずこの心の世界のおちつきがあってこそはじめて根本的にみたされるものと思われる。

引用文献:
神谷美恵子(1980)『神谷美恵子著作集 1 生きがいについて』
みすず書房, pp. 80-81

これは次のように短くまとめることができると思います。
  「生きがいはその人の価値体系を作り、
生きがいはその人らしく生きていける心の世界を作る」……※2

ここで※1と※2をあわせて考えてみますと
生きがいを持つことにより、自分が何を大切にしたいのかよくわかり、
生きがいを持つことにより、自分が心地良く生きていける世界が生まれ
生きがいを持つことにより、自分の人生の出来事に意味を見出せる。

そんな風に言えるように、思えてきます。
生きがいを持つことは、とても大事なことだと伝わってきますね。

もしも、あなたが毎日の日々に虚しさを感じてしまうなら…
たとえば、あなたはこんなに頑張ってお子さんを看病をしているというのに、お子さんの病状が思わしくなく、自分の看病が無意味なように思えてしまう時…そんな気持ちになる時は、何か生きがいを見つけることをきっかけに、あなたの気持ちは楽になっていくかもしれません。

そのあなたの生きがいが「お子さんの病気の回復」に関わることであれば、虚しさが募るばかり。
でも、あなたの生きがいが「お子さんが楽しく過ごせる」ための何かであれば、きっと虚しさばかりではないはず…。
なぜなら、その主導権は医師の手中にあるのではなく、まさにあなたとお子さんの手中にあるのですから。
「お子さんが楽しく過ごせる」ことのために、あなたが何かをする時、気持ちは充実し、高揚し、張り合いを感じられるようになるでしょう。そんなあなたの姿は、お子さんの眼にも力強く、頼もしく映っているはず。

 
あなたの生きがいが、あなたとお子さんに充実した時間をもたらしてくれますように…。                      
長原恵子