お子さんが病気であると、ご両親の心の中はきっとこんな言葉が渦巻いていると思います。
「どうしてこういう病気になってしまったのだろうか…」
「どうしてうちの子が、病気にならなくてはいけないのだろうか…」
「いったい、何が悪かったんだろうか…」
どう考えてみても、その問いに納得いくような答えを得ることはできないけれども、無性に腹立たしく、悲しく、どうしようもない気持ちになることがあると思います。
でも「どうして?」「なぜ?」はあなたの心を消耗するばかりです。
あまりに心が消耗すると、きっとお子さんへ向けるあなたの顔から、笑顔が消え去ってしまうでしょう。
「どうして?」「なぜ?」というように、過去にとらわれ過ぎてしまうことは、あなたとあなたのお子さんから、大切な時間を奪われることにつながっていきます。
ですからもし「どうして?」「なぜ?」が心の中に浮かんできたら、
「どんなふうに?」「どうやって?」を引っ張り出してきてください。
過去は取り替えようがありませんが、現在は今この瞬間作られているものですし、未来はこれから作られていくものですから。
あなたのお子さんにとってハッピーなことって何でしょう?
頭に思い浮かんだら今度は「How」の出番です。
ハッピーなことを実現させるために
「どんなふうにしようか?」
「どうやってしようか?」
たくさんアイディアが浮かんだら、そのうちの1ついいですから、何かやってみてください。
それだけであなたのお子さんは、過去に生きていたあの頃よりも、確実にハッピーなことへ向かって少し前進できているのですから。
「自分の置かれた事態に対して態度を変容する」ということは、「自分」にしかできないことです。
言い換えれば「自分だけ」にできることだと思います。