信念というものは、カメラのフィルターのようなもので、世界の見え方を変える。そして、生体の機能はそういった信念に適応して変化する。
信念がそれほど力をもつことを本当に認識できたならば、そのときこそ、自由への鍵が手に入る。
遺伝子という設計図上の暗号は自分では変更できないけれど、心は自分で変えられるのだから。(略)
ここで大事なポイントは、何を見るのかは、自分で選択できるということだ。
あなたは信念(フィルター)を通して人生を見ることができる。
バラ色の信念(フィルター)を選んで、身体を構成する珊胞が活発に活動する手助けすることもできる。
逆に、暗い信念(フィルター)を選んで、すべてにダークな影を投げかけ、心も身体も病気になりやすい状態にすることもあり得る。恐怖の人生を送るのも愛の人生を送るのもあなた次第だ。選択権はあなた自身にある!
もしも愛に満ちた世界を見るほうを選択したならば、それに反応して細胞の活動が活発になる。また、もし恐怖に満ちた暗い世界に生きるほうを選択したならば、あなたの身体は生理的な防御状態をとって、それ以外の活動をやめてしまい、健康状態は危機に瀕することになる。(略)
人生をコントロールしているのは遺伝子ではなく思考である……
ほんのちょっとした思考が鍵なのだ!
引用文献:
ブルース・リプトン著, 西尾香苗訳(2009)
『「思考」のすごい力−心はいかにして細胞をコントロールするか』PHP研究所,
pp. 230-231 |