病気と一緒に 生きていくこと
家族の気持ちが 行き詰まった時
アート・歴史から考えるこどもの生
病気のお子さんのために「何かしなくちゃ」そう思っても、病気が長期に渡ると、ご両親も心身共に疲れ果て、何をする気にもなれないことがあります。また、お父様、お母様どちらか一方がそうなってしまうと「自分は子どものために、こんなに頑張っているのに、どうしてあなたはそんな風なのか?!」と気持ちがぎくしゃくすることがあります。 今日は「満月と昼間の月」のに引き続き、オジブウェー族の血を引くロバート・ブラックウルフ・ジョーンズ氏による言葉を、ご紹介したいと思います。
信じることが価値を生む。 価値は考えを生む。 考えは心の反応を生む。 心の反応は態度を生む。 態度は行動を生む。
引用文献: ロバート・ブラックウルフ・ジョーンズ, ジーナ・ジョーンズ著, 加藤諦三訳(2008)『アメリカインディアン聖なる言葉』大和書房, p.52
「これからどうなっていくのだろうか…」と先の見えない不安ばかりが募って、気力が湧かなくなってしまったら、信じることから始めてみてほしいのです。 「治るんだ!」「もし治らなくても、これ以上悪くならないんだ!」 そう信じることは、両親が誰よりも強くできることだと思います。 信じることによって、「どうしたら今より良くなるだろうか」「じゃあ自分はどうしようか」と考えることが、行動につながっていくのです。 まずは信じること…。 そこから、きっと変化が起こってくるはずだと思います。 その行動は、あなたの信念が生み出した結果なのです。 信じても、信じていなくても細胞レベルで治癒プロセスが起こっているかも知れません。でも信じることによって昂揚した気持ちは、身体の中ではホルモンの分泌や神経、細胞レベルでの仕組みに働きかけ、治癒のプロセスに更に良い方向への磨きをかけていくように思います。それは以前にも次のエッセイで取り上げたテーマとも関連しますが…。 心を変える、自分が変わる (ブルース・リプトン先生の細胞のお話) 心と身体のつながり(B・S・シーゲル先生のペプチドのお話) あなたの「信じる」という気持ちから、段々と変わっていくあなたの姿を見て、お子さんの気持ちも影響を受けることでしょう。