桜と言えば、きっと多くの人が真っ先に思い浮かべるのは本州では入学式シーズンの頃、そして北海道では五月の連休の頃に満開を迎えるソメイヨシノだと思います。
さて昨日、東京都杉並区の大宮八幡宮に行ってきたのですが、1月だというのに桜の花が咲いていました。ジュウガツザクラとフユザクラです。
どちらもバラ科サクラ属のお花。何だか嬉しくなってしまいました。
そして、そのうちそのサクラを見ていたら、病気の子どもたちのことが、心の中に浮かんできました。
成長過程にあるお子さんが病気になってしまうと、他の同じくらいの年齢のお子さんと比べて、いろいろと気になってしまうご両親もいらっしゃることでしょう。
それは正直な気持ちだと思います。
そして、それはお子さんの無限の可能性を信じて楽しみにしているからこそ、起こってくる気持ちだと思います。
でも、比べるということを続けていくと、そのうちあなたの心をもっと苦しめてしまうかもしれません。
世の中に「桜」と呼ばれるものは数あれど、いろいろな時期に、それぞれの桜が咲き誇るように、その美しさは横一列に並ぶものではありません。
花びらの形も、色も、枝につく花のつき方も異なります。
それぞれにとって、それぞれの美しさがあるというもの。
そんなことを考えながら、初詣でにぎわう参道を後にしました。 |