これは次のように短くまとめることができると思います。
「生きがいはその人の価値体系を作り、
生きがいはその人らしく生きていける心の世界を作る」……※2
ここで※1と※2をあわせて考えてみますと
生きがいを持つことにより、自分が何を大切にしたいのかよくわかり、
生きがいを持つことにより、自分が心地良く生きていける世界が生まれ
生きがいを持つことにより、自分の人生の出来事に意味を見出せる。
そんな風に言えるように、思えてきます。
生きがいを持つことは、とても大事なことだと伝わってきますね。
もしも、あなたが毎日の日々に虚しさを感じてしまうなら…
たとえば、あなたはこんなに頑張ってお子さんを看病をしているというのに、お子さんの病状が思わしくなく、自分の看病が無意味なように思えてしまう時…そんな気持ちになる時は、何か生きがいを見つけることをきっかけに、あなたの気持ちは楽になっていくかもしれません。
そのあなたの生きがいが「お子さんの病気の回復」に関わることであれば、虚しさが募るばかり。
でも、あなたの生きがいが「お子さんが楽しく過ごせる」ための何かであれば、きっと虚しさばかりではないはず…。
なぜなら、その主導権は医師の手中にあるのではなく、まさにあなたとお子さんの手中にあるのですから。
「お子さんが楽しく過ごせる」ことのために、あなたが何かをする時、気持ちは充実し、高揚し、張り合いを感じられるようになるでしょう。そんなあなたの姿は、お子さんの眼にも力強く、頼もしく映っているはず。 |