わたしにとってこのエリート会議でいちばん驚かされた結論は、研究パラダイムのプロトコル・モデルに記録される祈りの新しい定義だった。
「意志的意識的意図」という用語が、祈りの広範囲にわたる医学的霊的応用を含めて定められた。
この新しい用語の響きはわたしの魂と力強く共鳴し、祈りを個人的にも集団的にも有効に使うという、まったく新しい理解を与えてくれた。わたしはすぐさま辞書を引いてこれらの言葉の霊的な意味合いを調べた。
・意志 精神力によって影響を及ぼす能力
・意識 知力のある認識の流れ
・意図 特定の目的に対する集中した注意
何とすばらしい!
この世とあの世の聞の溝に橋を架けるこの大昔の秘密がどう働くのか、とうとうわかったのだ。意志的意識的意図を考えていて、わたしは愕前とした。
より高い目的を作り出すことによって、わたしたちは精神的倫理的責任を負うことができるのだ。この目からウロコが落ちるようなできごとは、さらにパノラマ人生レビューの忘れられない光景について、理解させてくれた。これはわたしが向こう側で拾い集めてきたものの中でも大変重要なことだ。
わたしたちが人生で「何を」するかより、「なぜ」それをするかの方がはるかに大切なのだ。
ついに、何が本当に大切なのかわかった――
わたしたちの「意図」、あらゆる行動を支える動機だ。これが魂の真の評価になる。
この知識を武器に、わたしたちは人生をコントロールすることができる。それに意志的意識的意図である祈りを加えれば、わたしたちの勝利だ。そうすることによって、わたしたちは意図的に宇宙に向かってそのすばらしいパワーを使ってくれるよう求めるのだ。また、肯定的に使われれば、わたしたちの祈りは集団的意識と一つになって必要なエネルギーの支援を与えてくれることも覚えておこう。
わたしたちが絶えず人生を前へ進めて行く中で、意志的意識的意図を活用して、全人類とともにわたしたちの経験によい影響を与えることが肝心だ。力強い霊的存在として人間的な行ないに責任を負いながら、同時に息をするたびに世界中の人々の状態を良くすることを意図に持とう。
祈りはわたしたちの頭と心を開かせて、物質の世界に神秘的な次元のパワーを見る能力を霊の世界から引き出してくれる。宗教的な意味で使われでも、意志的意識的意図として科学的に使われでも、向けられた思いの霊的な力の利用の真のモデルであることは変わらない。何という名前で呼んでも効果がある――試してみるといい。あなたもきっと、わたしと同じように、祈りには大きなパワーがあることを見るだろう。
引用文献:
ダニオン・ブリンクリー&キャスリン・ブリンクリー著, 小川昭子訳(2013)『光の秘密 天国からのレッスン』ナチュラルスピリッツ, pp.137-139
※引用文献原本はすべて黒字です。ピンク色の太字はWEB掲載時にこちらで行いました。 |