長年にわたってホスピスで仕事をしてきた結果、わたしは次元間通信にとても効果的なシステムを発見した。わたしたちすべてにとって都合のいいことに、それはとてもシンプルでもある。
つまり、逝ってしまった愛する人との接触が成功することは、わたしたちがそうしたいと望む動機によって決定されている。
わがまま、強欲、怒り、または罪悪感に後押しされていたら、あの世にいる人との接触は失敗する可能性が高い。天の世界では否定的なものには居場所も力もないのだ。
二つの世界を隔てるヴェールをうまく取り払うには、愛とお祝いの気持ちを先に立たせる必要がある。喜びと快活さの気持ちは、心配や悲しみの気持ちよりはるかに早く、ここと死後の世界の隔たりに橋を架ける。
接触したいと思う相手とともに経験した愛や笑いに集中するのが成功の秘訣だ。高次の世界とその周囲の次元はわたしたちが投影するエネルギーの波動の質を感じることができる。愛と光はあらゆるレベルと次元を透過できる。
悲しみ、罪悪感、そして怒りは重いエネルギーで、物質世界を出ると動きが鈍くなる一方だ。そのため、目標まで達することができず、高次の世界には届かない。
あなたもヴェールの向こうの愛する人に接触する力をつけることができる。
引用文献:
ダニオン・ブリンクリー&キャスリン・ブリンクリー著, 小川昭子訳(2013)
『光の秘密 天国からのレッスン』ナチュラルスピリッツ, p.206 |