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アート・歴史から考える死生観とグリーフケア |
加彩楽人
(東京国立博物館 蔵) |
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品名: |
加彩楽人(かさいがくじん) |
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出土: |
中国 |
数量: |
4躯 |
時代: |
唐時代・7〜8世紀 |
所蔵先: |
個人寄贈・東京国立博物館 蔵 |
展示会場: |
2018/4 東京国立博物館 東洋館
列品番号 TG-633, 634, 635, 636
(写真撮影許可あり)
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4体の俑はきれいに髪を結い上げ、着衣の縦縞模様もはっきり残り、胸元を締める幅広のリボンや楽器は朱色で彩られています。それぞれ竪琴、太鼓、琵琶のような楽器を抱えて、表情も穏やかです。手指の先まで細かく作られており、その角度や曲線は実にたおやかで、心を込めて丁寧に演奏している感じが伝わってきます。先日取り上げた男性の加彩舞人・楽人俑は力強い感じがしましたが、こちらの女性の楽人俑は全体的にあたたかみのある、優美な雰囲気を強く漂わせていました。
展示会場の解説文によると、隋唐時代は華やかな女性の楽人・舞人の陶俑が盛んに作られた(※1)のだそうです。
この俑と共に埋葬された人はきっと、4体の楽人の奏でる音楽のおかげで、心地良く過ごせていたことでしょう。 |
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<参考資料> |
※1 |
展示会場 解説文 |
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<写真> |
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2018/8/14 長原恵子 |
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